約1月間PTCGOでの対戦結果をメモしてきたので、集計した結果を公開しようと思います。 集計は主にStandard Formatで使用デッキはADP Zacian Vです。
Standard Formatについて
Standard Formatのカードプールは、SM9 Team Up以降に収録されたカードです。 日本では2021年1月末のスタンダードレギュレーション改定後(レギュレーションマークC以降のカード)のカードプールとおおよそ同じですが、SM8aダークオーダーとSM8bウルトラシャイニーに収録されている新規カードは使うことができます。
使用デッキについて
わりと普通のADPザシアンです。
全試合集計結果
対戦数 | 勝利数 | 勝率 | |
---|---|---|---|
先攻/後攻 | 247 | 169 | 68.4% |
先攻 | 151 | 107 | 70.9% |
後攻 | 96 | 62 | 64.6% |
全体の勝率は個人的には低くくはないと思います。 とくに、先攻時の勝率は70%を超えていることにはとても満足しています。
対戦デッキごとの勝率
デッキ名 | 試合数 | 勝率 | 勝率(先攻) | 勝率(後攻) |
---|---|---|---|---|
ADP/ザシアンV | 44 | 56.82% | 66.67% | 35.71% |
ムゲンダイナVMAX | 38 | 73.68% | 88.89% | 60.00% |
ピカチュウ&ゼクロムGX | 31 | 38.71% | 31.82% | 55.56% |
マルヤクデVMAX | 19 | 73.68% | 70.59% | 100.00% |
ルカリオ&メルメタルGX/ザシアンV | 15 | 66.67% | 71.43% | 62.50% |
ドリュウズ | 8 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
マッドパーティ | 8 | 87.50% | 100.00% | 66.67% |
ズガドーン | 8 | 66.67% | 75.00% | 50.00% |
各デッキについて
ADP/ザシアンV
海外でも圧倒的環境トップで対戦回数も1番多かったです。 試合に関しては、日本と同様、先に追加効果込みのオルタージェネシスGXを使ってデデンネGXやクロバットVを倒したほうが勝ちます。 大きなおまもりはADPのアルティメットレイで倒されないようにデデンネGX、クチートGX、クロバットV、ワタガシラVにつけます。
ムゲンダイナVMAX
一時期はADP/ザシアンVと並んで環境トップでかなりの頻度でマッチングしいましたが最近はマッチングの頻度が減少している気がします。 デッキの中身に関しては日本と少し違い、ガラルヤドキングVやダストダスでどくにしてドクロッグでどくのダメージを増やす構築が多いように見受けられます。 先攻時の勝率が異様に高いのはどく型に変わったことにより、進化ポケモンのラインが増えて2ターン目にベンチを並べきることが難しくなったのではと考えられます。
ピカチュウ&ゼクロムGX
サンダーマウンテン◇のレギュ落ちによって環境から姿を消したかと思われていましたが、気が付いたらデッキにクラッシュハンマーを入れて復活していました。 日本と違ってサンダーマウンテン◇がレギュ落ちした(カプ・コケコ◇はまだ使える)ため基本的には後攻をとって、1ターン目にパルスワンVでそうでん、2ターン目にピカチュウ&ゼクロムGXでフルドライブという流れになります。
ピカチュウ&ゼクロムGX系統のデッキとマッチングしたときは標準的なADP/ザシアンVの動きをして戦うと高確率でクラッシュハンマーに屈して負けます。 そのため、オルタージェネシスGXを使わないでビリリターンGXを使う選択肢もあることを忘れないようにしておくと良いのかもしれない。
対戦中に考えていることは、以下の3つのプランの中でどれが通しやすいかを考えています。
- 追加効果有のオルタージェネシスGXを使ってデデンネGXとパルスワンVを倒す
- オルタージェネシスGXを使わずにピカゼクとライライをそれぞれ2回殴って倒す
(無理やり時間を稼ぐためにビリリターンGXを使う場合あり) - ピカゼクを2回殴って倒した後、オルタージェネシスGXを使用してパルスワンVまたはデデンネGXを倒す
いろいろ考えても相手のクラハンの表裏次第でプランが容易に崩壊するのでまだ正解がわからないでいます。 あと、大きなおまもりはデデンネGXにつけておかないとタックボルトGXでサイド4枚取りされるので注意です。
マルヤクデVMAX
おそらくだけど、ADP/ザシアンV以外に優位が取れるデッキ(本当?)。 ピカゼクを除いたデッキの中で後攻を選択するデッキが少ないことから後攻フレアスターターがしやすい点と、ワンダーラビリンス◇がレギュ落ちしていないことが一定数いる要因になっていると考えられます。
ルカリオ&メルメタルGX/ザシアンV
鋼鉄のフライパンを失ってしまったがメタルゴーグルがあるのでいまだに健在です。 普通に2ターン目にオルタージェネシスGXを使うと返しの番にフルメタルウォールGX使われてADPのエネが全部吹き飛ぶので理想は一度アルティメットレイ使ってザシアン育ててからフルメタルウォールGXを使われてエネはがされたのち、手張り付け替えでオルタージェネシスGXを使えればと思っています。 他にも、オルタージェネシスGXを使わずにルカメタを倒したのちにオルタージェネシスGXを使用してザシアンを倒すなどわりと柔軟にゲームプランを変える必要があるマッチングだと考えています。 あと、大きなおまもりはザシアンVにつけます。
ドリュウズ
LOではなくて殴るほうのドリュウズです。 ピカチュウ&ゼクロムGX系統やムゲンダイナVMAXに対して有利になることから一定数いると考えられます。 ポイントとしては、性質上デッキが薄くなりやすいのでわんちゃんLOを狙える可能性があるという点と、格闘道場が場に残らないように混沌のうねりをしっかり貼ることだと思います。
マッドパーティ
ジラーチ◇がないので順当にやれば勝ちますが、後攻2ターン目にADPが倒されるとしんどいです。
ズガドーン
火打石を失ったため、ズガドーン以外にもいろいろポケモンを入れて対応。 火打石がないため、エネルギーに触れる札が巨大なかまどと炎の結晶がメインになるため、序盤に混沌のうねりを貼ることができるとかなり楽。 大きなおまもりはウッウV対策としてデデンネGX、またはADPにつけます。
感想
なんとなくでPTCGOの対戦成績の集計をしてみましたが、思ってたよりおもしろいデータを取ることができたと思います。 新弾のセキタンザンVMAXの実装が環境にどのような影響を与えるのか引き続き注視していきたいと思います。 また、Expanded Formatの禁止改定によって環境がどのように変わるのかも検証していきたいと思います。