タイトル通り現在、サブ機で使っているノートPCに手を加えてみました。
1.ノートPCのスペック
8年前に購入したノートPCは2011年2月発売、NECのLL750/DS6Bという機種です。
このPCのスペックはメーカーのサイトから引用します。
CPU:第2世代 インテル® Core™ i5-2410M プロセッサー 2.3GHz(最大2.9GHz)
RAM:4GB(DDR3 SDRAM/SO-DIMM 2GB×2、PC3-10600対応、デュアルチャネル対応)
HDD:750GB
ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能付き)
OS:Windows 7 Home Premium 64bit
このPCスペックは8年前では、比較的上位スペックとなります。これより上げるのならCPUをCore i7、RAMを8GBにするしかないです。
大学入学時にMacBook Airを購入したため、このPCはメインからサブへ降格、また、Windows 10への無償アップグレードを適用させてWindows 10として運用させていました。
現時点ではメディアサーバーとして運用したり、海外ポケカの大会配信見たりとそこそこ使っています。
CPUはまだ余力はあるのですがHDDの読み書きスピードの遅さやRAM不足によって動作がかくつくことが多くなってきたのでRAMの増設したり、SSD換装したりしてまだまだ現役で働いてもらおうと思います。
2.リノベーションの案
まず、考えられる案としては以下の4つがある。
まずはCPUの換装について考える。これに関してはWindows 10起動時のタスクマネージャーのCPU稼働率を見る限り余裕があるので優先度は低いと思われる。また、上位のCPUへの換装時に廃熱問題や、電力問題等が生じてCPUの最大性能を引き出すのは難しい可能性がある。
続いて、RAMの増設。Windows 10 64bit版のシステム最低要件では2GBとなっているがタスクマネージャーを確認すると常時3GBは使用していたので8GBへの増設をすると快適に動く可能性はある。メモリの最大容量はメーカーサイトだと8GB、CPUの対応最大メモリは16GBとなっていてどうなっているんだという気持ちなのでどうなってるんだという感じではある。一応16GBでの動作報告は見つけられました。あと、思っていたよりメモリが高かったので保留へ。
本命なのはHDDからSSDへの換装。古いPCでもSSDへ換装してしまえばわりと快適に動くというのはよく聞く。また、HDDの寿命は1万時間と言われ、搭載されているHDDは既に1万時間に達していると思われるし、最近は24時間連続稼働状態なので最悪いつ壊れてもおかしくないのでそろそろ交換したいと思っていた。ということでSSDへ換装することは確定した。
最後に絶対にありえないのがWindows 7へのダウングレード。Windows 7のサポートは2020年1月に終了する。セキュリティ的に危険な状況になるのでこれは本当にありえない。Windows 7では快適に動くので残念ではある。
3.交換先のパーツ探し
とりあえずSSDへ換装することは確定したのでなんのSSDを使うか。最近はSSDも値段が昔と比べると安くなったので手軽に入手できるようになったと思います。
秋葉原のPCパーツショップを巡りまくってhp製S700 Seriesの500GBを税抜4,780円で購入しました。ツクモで買ったのでOrigami Payのキャンペーンで10%キャッシュバックを受けれたので4,537円で購入することができました。
ちなみにAmazonではこのSSDは7,980円で販売されていたのでかなり安く購入できたと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JMWGTQS/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_0CUKDbR6R15W0
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4.SSDへの換装準備
今回はSSDへ換装後、クリーンインストールするためWindows 10のインストールディスクの準備をします。本当はUSBメモリからブートができればいいのですがPCが古いので対応してないみたいなのでわざわざISOをDVDへ焼きました。
あとは、HDD内の重要なデータを外付けHDDへバックアップしておきました。
5.SSDへの換装
まずは、Windows 10を完全にシャットダウンします。通常のシャットダウンではシャットダウンするときにシステム情報の一部を保存しているため、休止状態に近い状態なのでPCパーツの構成を変えるときは必ず完全にシャットダウンします。
Shiftを押しながらシャットダウンをクリックすると完全にシャットダウンされます。
その後、ノートPCのバッテリーを外します。
ネジを外してカバーを外してHDDを外した後、SSDを接続します。
バッテリーを再びつけて電源を入れてBIOSからSSDが認識されているかを確認します。
確認ができたので作製したインストールDVDからWindows 10をインストールします。
Windows 10は自動で必要なドライバを探してくれるのでインストールした後がめちゃくちゃ楽です。
6.SSD換装前後での比較
換装前後での再起動に要する時間を計測してみました。
スタートメニューから再起動をクリックして再びデスクトップ画面になるまでの時間を計測
換装前
1回目:02:08.67
2回目:02:24.12
3回目:02:06.19
平均:02:13.37
換装後
1回目:28.91
2回目:30.22
3回目:27.77
平均:28.97
SSD換装によって劇的に改善されました。
今のところはほぼまっさらなWindowsなためメモリ4GBでも快適に動作しています。これからソフトを戻していって動作が重くなってきたらメモリ増設等を考えようと思います。
4GB×2で5,000円ぐらいなのでまあまあな値段ですかね。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00WQIIJ2K/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_ZiYKDb7X3N9KC
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7.一応補足
いまさらなんですが第2世代intel Core iシリーズSandy BridgeはWindows 10をサポートしていないので自己責任でインストールしてください。
あと、デバイスマネージャーで1つだけ認識しないデバイスがありました。多分メーカー独自機能を動かすためのドライバがあたっていないのだと思っています。今のところは影響が無いので放置です。